6年前に新車で購入された際に、別の専門店で一度コーティングされたバモスをお預かりしました。2010年~2015年だけに発売された「バニラクレム」という希少なソリッドカラーで、ミッドシップエンジンのお車です。
オーナー様は、これまで満足にメンテナンスが出来ていなかったため、「洗っても落ちないほど水垢がついてしまった。ソリッドカラーなので、どの程度磨いていいものか分からない。もしかして手遅れかもしれないが、一度見て欲しい。長く乗りたい。」との申し出を頂きました。
洗車後確認したところ、ルーフとボンネットはコーティングが殆ど落ちており、艶がなく拭き上げタオルに色が付く状態でした。
ボディパネルの状態に合わせて、コンパウンドとスポンジを選択、慎重にポリッシャーをかけていきます。
(コンパウンドも水性やそれ以外のものが有りますが、今回はボディダメージを極力与えない水性で微細コンパウンドを使います。スポンジも仕上げ用より少し固めのスポンジを使用しました。)
結果、丸く剥げたようなルーフの染みも、縦縞の水垢ラインも綺麗に落ちてツルツルに仕上がりました。
比べて見ると、水垢が綺麗に落ちて、非常に明るい色目になりました。コーティングが落ちていた部分には、艶を出すためにクリア成分が入ったガラスコートを1層、その上にトップコートを塗布。フォグランプ周りの樹脂も黒くなり、表情が締まって見えますね。黒い樹脂パーツが白くなってくると、どうしても古く見えてしまいます。
何より、諦めかけておられたオーナー様の笑顔と何度も頂く「ありがとう」のお言葉に、大変嬉しく思えました。
今後とも長くお付き合いできれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。